アベノミクスといいますが、もともと景気は良くならないと考えています。「三本の矢」ということがよく言われますが、私は何本矢を持ってきても同じだと思っています。私は決して悲観論者ではないのですが。事実は曲げられないのでそう言っています。でも自分の行動は変えます。アベノミクスは初期において株価高騰をもたらしましたが、実体のないものに日本経済が踊っているかのような。躍らせて儲かっているところは、外国人投資家や大手企業だと思います。キャッシュを持っている限られた人たちだけが儲かって潤っているような。我々そんなに生活楽じゃありません。違いますでしょうか。
アベノミクスは金融緩和の日銀、黒田バズーカで株価上昇の勢いを利用した波及効果狙いだと思いますが、そうした効果は日本のすみずみにいきわたらなかったというイメージを持っています。実体のない、構造改革をともなっていない手法は短期的なものであって、長期の根本的解決には至らないでしょう。
「人口減」が一番の元凶でしょう。TVでよく聞きます。思いつくものだけで、安部総理が答弁でおっしゃっている「有効求人倍率が改善された」・・・でもそれって、人口減ってますよね。特に生産年齢人口が減っているんだから当たり前なんじゃないの??? 「企業の業績が好調で税収が増えた」・・・それってたぶん輸出企業でしょ。それも限られた大手だよね。円安になったんだから当然じゃないの???為替差益だよね!? 生産と消費が増えた上での業績好調じゃないでしょ!?そう思ってしまうのは私だけでしょうか。 自然とそんなクエッションマークがでてきます。そういったことへの野党の反論、追及がないので。私が感じるようなそんな単純なものでないのかも知れませんが。
ちなみに今原油安です。生産が減っていくと原料を使わなくなります。使用量が減っていくと価値が下がります。価値が下がると安くなります。原油安で、ガソリンが安くなりました。給油すると実感します。今経済がなんとかいけてるのは唯一原油安になっているからだと思います。でも原油は輸入品ですから円安でなければもっと安くその恩恵を受けられていたはずなのです。この場合、アベノミクスで円安になった、安部政権が行動を起したことが裏目に出たと思っています。なにもしなければほっといても、今の世界的な原油安をきっかけに違った形で景気は上昇機運の中にあったのではとイメージします。
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