不動産投資コラム マンション投資の鉄人

マンション投資の鉄人

第十六の鉄人   札幌市 不動産業 Y.Y.

実録不動産競売の鉄人(8)

"東京地裁で不動産競売を始めて数年の歳月が経ち首都圏の土地、マンション、慣習にも慣れ東京の不動産業者さんと取引が多くなり、お客様の数も増え我々の知名度もだいぶ上がりました。その頃は不動産競売をはじめ一般物件の売買や管理、賃貸物件の斡旋もやっておりました。

東京では不動産投資が盛んで我々のことをどこで知ったか、マンション投資のセミナー講師の依頼も来るようになりました。当社で勤務していたT氏が先生となり不動産投資のお話しをしたのですが、そこにはマンション投資の本で有名なI.K氏やT.M氏なども講演して盛況だったようで、その後もT氏は何度もセミナーに借り出されていたようです。

それとは別に同業者の不動産業者も我々が競売をやっていることを聞きつけ競売の手ほどきを受けたいと頻繁に来るようになりました。競売の事はあまり教えたくはなかったのですが同業者の誼で小出しに手順を説明したりしました。

競売をやっていると入札で毎回のように競合する相手業者等もいてそのライバルの手の内を探ったりするのも神経を使います。

たまたま落札後の代金納付でライバルの1つT.K社の競売担当者と裁判所で遭遇しました。相手も常日頃我々のことを意識していたようで入札のこと、占有者のこと等多くを話しましたが、最近競売が難しくなってきたことで意見が一致しました。

バブルが崩壊して年月が経ち個人や企業でも入札者が増え東京は全国から投資家が集まり落札価格が高騰して、我々が販売する価格と変わらなくなってきました。不動産業者は自ら入札するのを少なくして代理入札に切り替えてきました。このようになってくると落札して販売しても赤字になることがあり、競売に参加する意味もなくなってきます。

不動産競売は物件の室内を見る事も出来ず、不動産の瑕疵担保特約も無く運が悪ければ損害が発生することもあります。

我々はその後、札幌中心に競売入札を行うようにしました。

次回は思いで深い落札物件・・・・・"

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