7 物件の買い増し
新たな物件を見つけては、尾元さんに資料請求し、既に色々な物件を見ていたので、立地
条件、物件の写真、管理組合の運営状況(日々の管理状況・修繕計画・十分な修繕積立金額
など)の重要ポイントをチェックすれば物件の良し悪しはある程度判断ができますし、更に高利
回りの物件を優先して買増しを続けていきました。
8 日本へ帰国
2003年頃、帰国を決断し、賃貸に出していた横浜のマンションを売却してローンを返済し、
アメリカの物件も帰国前に売却してアメリカでのローンを全て返却し、札幌での居住用新築
マンションを購入しました。上記の2物件の売却で現金で購入は可能でしたが、居住用マン
ションは金融公庫でできるだけ借り入れ、現金は株などの投資に回しました。
9 新たなアパマン投資
既にある程度の生活ができるだけの家賃収入もあり、以前から余生は札幌に移住したいと
思っていましたので会社も辞めて更に本格的な不動産投資をしようとしました。が、ここで大きな
誤算がありました。
アパートの1棟買いや、賃貸マンションの追加購入をするための資金を調達しようにも、個人
事業主で且つ日本での実績を積んでいない私は全く新規の融資を受けることができません。
ここまで非常にうまく行っていた不動産投資でしたが、会社を辞める前に(信用があるうちに)
可能な限り借金をし、ローンを十分上回る家賃収入を得られる賃貸物件を買い増した後に
脱サラすべきであったと悔やんでいます。暫くは追加投資はお預けになってしまいました。
(最後に、)
普通の考え方は、できるだけ頭金を準備し、足りない分はローンを組んでマイホームを購入し、
余裕がでたら繰上げ返済をして、老後に負担を残さないようにすることでしょうか。 しかし、
私の経験から言えることは、信用力があるサラリーマンのうちにできるだけ住宅ローンを借り
入れ、当初用意していた頭金は札幌などにある立地条件の良い中古賃貸マンション購入に
充て、要領を掴んだら、追加の投資用資金もサラリーマンのうちにきちんと事業計画を立てて
融資を受けることが、老後を豊かに過ごすキャッシュフローを生み出してくれます。
賃貸事業が十分成り立つ見込みがあっても銀行は現在安定的な収入があるサラリーマンに
融資してくれても、将来にわたって安定した収入があるかどうか保障されない非サラリーマン
には融資してくれません。
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