"昨日、楽天フリマのマイページがモディファイされていて落札の合計が出ていて驚きました。3ヶ月で179件も落札していました。そして、同じく昨日180件目に14カラットのパープルスターサファイヤを落札できました。いやあ、8カラットのスターサファイヤを落札してから赤系がほしかったのでラッキーでした。まあ、1tのトルマリンを収集していたというツーシー皇太后には遠く及びませんが、私もハイジュエラーを目指して頑張って稼がなければいけません。しかし、この時期は所得税・固定資産税が有るのでオークションは正直厳しいですね。
さて、前回雑誌を紹介した後で、皆さんに他に紹介できるものはないか考えていて重要な本を思い出しました。
そう、もう25年も前になりますが、大学の研究室で教授が購読されていた経済セミナー(経セミ)です。現在思えばあの本が私の人生を変えたのかもしれません。研究室で2年間黙々と読んだものです。工学を専攻していた私にとって経済の色々な理論というものは目からウロコが落ちるような非常に興味深いものでした。卒業後も英国に行くまで定期購読していましたから十数年読んだでしょうか、これが私の経済の基礎知識となったのは間違い有りません。いや、こんな重要な事をすっかり忘れていました。 経済学以外の専攻の方は、この本を読まれるのが経済を学ぶには一番入り易いのではないかと思います。ちょっとアカデミックで上っ面だけで無いバランスの良い本です。経済は資本主義社会の原理原則です。重力加速度gは知らなくても損はしませんが、経済学を知らないで生きているという事はカモられるために生きているようなものです。実生活で損をする事は有っても絶対に得をする事はありません。
それに、この本は色々な名著を紹介してくれました。これも私が心理学や哲学を研究し始めるきっかけになったのではないかと思い出しました。
名著と言えば、古典の名著はご存知岩波文庫が横綱でしょう。天才の名著が500円そこらで買えるなど夢のような話です。そのバリューは価格がつかないくらいすばらしい知恵の塊です。もし、書店で売られていなくてベンツのSクラスとどちらかあげると言われたら間違いなく岩波文庫をとるでしょう。車はそれで終わりですが、岩波文庫には億の富を生む潜在能力が有るからです。まあ、これを読まないで何を読むのかと思います。人生岩波文庫を全て読んで理解できたら、『既に寂の楽しみ足るを悟らば、この生は閑にして余り有り。』というところでしょうか。マキャベリ・韓非子・クラウゼヴィッツ等の戦略本も岩波文庫で大方カバーできるでしょう。
過去2000年科学は進歩しましたが、人間の知的能力に進化は有りません、古典というのは知識の裾野を広くするには非常に重要だと思います。まあ、問題はどこまで理解できるかという事です、ここではまさに不立文字の原則が働きます。しかし、くじけてはいけません、きっとある日、インストールされた全てのソフトウエアがバイソシエートする時が来ます。その時、霧が晴れたように色々なものが見えて来ます。
おそらく、人によっては人類が過去2500年間何を考え追及してきたかわかった時、現実は色褪せ、投資というような事には全く興味を失われるかもしれません。しかし、道元でしたか、楽しまなくて何が人生と言われております。キヨサキさんが言われるようにお金が生まれる仕組みを作れば良いのです。何も悟りを開いたからといって禁欲的な生活をする必要は無いでしょう。それどころか、お金は稼ぎ税金を払う事で社会に貢献できるし、使う事で経済にも貢献できるのです。人生、わざわざ難しくしないで、そんなところで良いではないですか。
資本主義社会というのは、嵐の海で舵を取り続けるようなもので本当に気が休まる暇はありません。ちょっと目を離すと相場観・競争力を失います。長い間舵を操舵していなかった老舗が破綻される理由がよくわかります。舵は一度錆びついたら終わりです。
さあ、皆さんもブッダ最後の言葉に従い努力して修行を完成させましょう。"
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