不動産Q&A

Q & A

不動産に関する質問

退去時の敷金について

最近「敷金」の問題が話題になってると思います。
すなわち今までは大家は賃借人退出時「現状回復」できていましたが(敷金3ヶ月、その範囲内で原状回復し、結局敷金はほとんど賃借人に 返却しない。

悪質な場合はそれ以上賃借人から取る等)最近は小額訴訟等ができるようになり、敷金問題がクローズアップされていると思います。

当地におきましても賃貸仲介業者の話によれば、契約書のその旨(原状回復のため敷金は2ヶ月分は返却しない等)書いて、印鑑押していても賃借人に不利な条項ということで無効になり、返さざるを得ないケース、契約書に明記していない場合は賃借人から要求され全額返金等大家にとって今までに比べると不利な状況になってきていると聞いています。

当方も先日退出した賃借人から原状回復費(良心的な内容の工事費用)全額負担を拒否され話し合いの上半額大家負担で決着せざるをえませんでした(今までなかったことです)

つきましては今後の賃貸経営における契約方法はいかにすべきかアドバイスいただければ幸いです

I..H. さん / 福岡県

 
不動産に関する質問への回答

敷金や保証金の退去時の返還や室内の内装等の原状回復義務に関しては、以前から問題になっていました。

 当社アパマンプラザでも毎月30件から100件くらいの退去立会いをやっております。
退去後のリフォーム等は敷金で収まらない場合も結構ありますので必ず室内チェックや写真を撮るようにしています。
 汚れ具合や補修箇所を本人だけでなく場合によっては保証人さんにも見ていただき問題解決の証拠を残すためです。
万が一裁判になったとしても重要な証拠になります。

トラブルを未然に防ぐためには最初の契約が重要です。
@ 退去時のルームクリーニング代金の明記。
A 退去時の畳表換え代金の明記。
B 退去時のクロス壁,カーペットクリーニング代金の明記。
C 退去時の水回り清掃代金の明記。

 その他色々あると思います。

あとは大家さん不動産管理業者の腕でしょう。
それと賃借人と常日頃コミニュケーションを取るのも大事です。

 大切なことは敷金を返す必要があるなら返し、返さなくても良いなら返さないと言うことでしょう。

山崎 勇司 / 宅地建物取引主任者


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