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社員レポート

9月レポート(9/18)

営業部 草野 裕樹

 札幌はいつの間にか秋風が吹くようになり、朝晩は結構冷たい風が吹くようになってきた。これから一気に冬に向けて気温は下がっていき、アッという間に半年間の銀世界に突入していくのである。そう考えると札幌での動きやすい行動期間は半年間であり、残り半年はその通常時以上の労力をいろいろなことに費やすことになるのである。不動産の動きはその反比例となり寒い期間は動きが激しく、暑い時期はとても鈍くなる。人の動きと季節の動きは全くと言っていいほど逆進するのである。

 そうした流れか、最近は賃貸需要の動向も多く見受けられ、売買の需要も高まってきている。一時期はアベノミクス効果が薄れてくるのではないか、少子化の影響が如実に出てくるのではないかと言われた不動産業界だが、それを撥ね退けるようにして動きが活発化してきている。とはいいつつも、売買については兼ねてからの不動産需要に伴い市場には供給が足らず重要とのアンバランスがしばらく続いている状況下にある。特にマンションの売れ行きは目を見張るものがあり、新築物件よりも中古物件の動きが非常に活発である。不動産売買は現状有形有姿での取引が基本であるが、最近はリフォームを行ったもの、リノベーションを行ったものが多く見受けられ通常よりもより付加価値を高めたものが強い動きを見せている。賃貸についても新築物件なども投入はされているが、既存物件のほうがやや勢いはあるように見受けられる。特に市内中心部はアパート、マンション共に利便性の高い場所は既に物件が存在しており、新規で参入するにはそれらを一旦壊して新たに作るか、中心部の利便性の高いところを外し築年の新しさを売りに多少離れた場所に作るくらいのものしかない。前者は費用がかさむうえに周辺の競合物件と客を取り合いになるためなかなか難しく、投下した資金の回収にも時間がかかるため積極的に参入しているケースは見受けられない。後者についても築浅の効果が発揮されている時間はおおよそ限られていることから、よほどの素人でもなければ業者にそそのかされることはないだろう。今増えているのは築年数は古いが場所が良く、利便性・人気ともども高いものへのリフォーム・リノベーション物件である。最初から物件を取得するよりははるかに安く、外縁部に所有するよりも出口戦略が立てやすくリスクが少ないからである。また今までの履歴からどの程度の需要があり、借りに転売する際もいくら位になるという予測も付けやすいためだ。今後はこうした商品が増え、外縁部にはスラム化した物件が増えていくのではないだろうか。もしくは既に始まっているのかもしれない。

 不動産の世界には絶対などという文言はないが、おおよその予想と判断が出来ないと失敗するケースが多いのではないだろうか。

 
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