不動産投資コラム マンション投資の鉄人

マンション投資の鉄人

第九の鉄人   神奈川県厚木市在住 S.M.(不動産コンサルタント)

"複利を知る者は勝つ。: 1億円、元手はたったの573万円。"

"世の中知らぬが仏と言いますが、現在30歳の皆さんが60歳まで30年間資産運用をしたとして、利回りの差が結果にどのくらい影響するか考えた事がありますか。

私が10%で運用すれば7年で倍だといつも言っていますが、30年後元金は何倍になっているでしょう。恐るべき事に10%の複利で運用すると17.45倍になるのです。ちなみに1%で運用したら1.35倍に過ぎません。定期はこの1%にも達していないわけですから、まあ、いくらリスクをとりたくないと言っても私などにはお金様に休んで頂いているようにしか思えません。


17.45倍がいかに凄まじいかといえば、60歳で1億円にするのに必要な30歳の時の元金はたったの573万円に過ぎないのです。勘違いしないでほしいのは複利で運用するという事は収益を再投資するという事で、別の収入から資金を注入するという事ではありません。他の収入は全て使い切ったとしてもこの573万円に手さえ付けなければ30年で1億円に育つのです。

まあ、実際には不動産投資では修繕費等が発生するし、理論のように効率良く完全に複利で運用するというのは最初の内は困難ですが、逆に給与収入を補助的に投入して行けば結果が1億円以上になるのは必然です。


逆に、もし30年で1億円貯めるとしたら年どれだけ貯めなければいけないか、簡単な割り算です。そう、年330万円も貯めなければいけません。気の遠くなるような額です。コンスタントに30年間、毎年300万円貯める事のできる人はそれだけで既に特別優秀な人です。


なにか話がうますぎると感じられるでしょう。しかし、これが私が皆さんに経済を勉強しなさいという理由なのです。経済を理解すれば色々な収益モデルを検討する事ができます。まあ、今回の話は経済というレベルの話でもありませんが。


人生は必ずどこかで何回もつまずきます、そして最終的に差がつくのは、好調のときではありません。転んだ時の行動で変わってくるのです。実は転んだ時の解決方法にこそ金の卵が隠されているのです。

大方の人は転んだぬかるみに金の卵が有るとは知らないので、すぐに場所を変えて新たに出直そうとします。でも、そこでも間違いなく転びます。深堀せずに場所ばかり変えていたら能力は全く向上せずに時間ばかり浪費してしまいます。そして、その内60歳になってしまいます。


実の所、若い世代が一番弱い所がここだろうと日々感じています。好調の時の乗りの良さがちょっとつまずくともういけません。私は日本の衰退は人口の減少以上にこの気質の変化が与える影響の方が大きいと思います。

日本製品が壊れないという話はご存知だと思いますが、これは開発から生産・品質管理に関わる人達の執拗な努力の結果です。以前も言いましたが英国では自動車にしても家のセントラルヒーティングやバーグラーアラームにしても壊れるのが当たり前で壊れてもめくじらを立てて怒る人はいません。雨の日にランナバウトでエンストして見知らぬ英人が車を押してくれたと感激していた知人もいましたが、こんな事は日常茶飯事なのでお互い様なのです。まあ、日本製品も壊れるのが当たり前という日が来るのもそう遠くないでしょう。

ところで、10月に発表された米国の新車品質満足度調査でレクサスに続き品質2位に何処が入ったかご存知ですか、現代自動車です。こうやって、着々と追い上げられて行くのです。


皆さん、簡単な事を百万回やった所で競争優位にはなれません。失敗のリカバーや面倒なチャレンジに金の卵は埋もれている事を知ってください。残念ながら人生は新しい事に何度もトライできるほど長くありません。時間は無くなって初めてその貴重さに気付くのです。いつも言っているように気付いた時は既に遅いのです。


90%は普通の人間です、こういう人達が郵便貯金をするのは正しいのかもしれません。しかし、大勢がそうしているからといって、才能の有る人が自分より能力の劣る人に資金の運用を任せる必要は無いでしょう。そう思いませんか。"

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