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9月レポート

営業部 草野 裕樹

 先日の台風21号は日本全国に大きな爪痕を残した。台風は南方の海洋上で発生するため札幌にはほとんど来ないか、来てもそんなに強くないまでに勢力が弱まっている、もしくは温帯低気圧に変わっているという具合だが今回は違っていた。
 札幌は大抵台風やその類のものが来ないためそれに対する備えが全くできていない。また自然界の話にしても台風という経験を普段からしていないため木の根の張りも弱く、一旦飛来すると立木がなぎ倒されたり、枝や葉が飛んで害をなすことがある。特に今回の台風は風雨が強く、それに伴った大きな災害となった。
 札幌市内においては立木が根っこからなぎ倒されたり、枝が折れたりという者が目立ったが、それ以外にも建物のトタン屋根が風に煽られ捲れたり、ひどいものはそのまま剥されて近隣住戸に被害を及ぼしたりしている。またマンション屋上の防水層が捲れあがり郎路に落下しているテレビ映像も放送され、不動産業界に身を置くものとしてショックを受けた。マンションの補修作業を行っている現場も足場が崩されたり、カバーや資材が飛ばされたりしているのを放送していた。ここまでの影響がもたらされるのは十数年ぶりだというが、日ごろの対策がなされていないとこうまで脆いものなのかというところをまざまざと見せつけられたような気がする。
 防災に対しての意識は年々高まってきているが、今回の台風のように普段起きないものが想定を覆し発生したりすると意識は追いつかず何とかなるだろう、もしくは何とかしのげるだろうと考え対応がお粗末になる。被害が出て初めてその対応のまずさに後悔することになるのである。物であれば代替が利くためそこまでの大きな話にはならないかもしれない。しかしそれが人命であればそう簡単な話では終わらない。いくら天災とはいえ、設置に瑕疵が無かったのか、普段の状況はどうだったのかということを詰められ、瑕疵が認定されれば責任を取ることとなりかねない。ちょっとした油断と甘い考えが人生そのものを狂わせてしまうことがあるのだ。万全の対策がしてあっても災害はその上を超えて発生する。それなのに普段から甘い考えで塗り固め、瑕疵を放置すればそれはまさに起こるべくして起きた人災に変わるのである。
 人間は自然には絶対に勝てない。普段あるものが一瞬にして崩壊し、昨日あった風景が翌日には凄惨な現状と化すのは幾度もテレビ放映されている。マンションの修繕、維持に関しては所有者、区分所有者、管理会社等が他人事ではなくまさに自らのこととして普段から万全を尽くさなければいけないのである。「事故が起きたから対応する」ではなくて、あくまで「未然に事故を防ぐ」という観点から物事を考える必要があるのである。今回の台風は多くの傷跡を残したが、それを風化させず教訓とすべきなのではないだろうか。

 
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