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社員レポート

自宅マンションの修繕

尾元 隆博

 自宅マンションが築12年経った一昨年の夏、修繕に関するアンケート調査を取りました。
 外壁の傷み、バルコニーの傷み、エレベーター前の壁浮き、結露、除雪、音の問題、ペット問題など様々な事が出て来ました。
 そこで理事会の他に修繕委員会を発足しましょうと集まり、私を含めて4人が集まりました。
 あらら・・・・、自分達の住まいの事なのに気にならないのかな?と感じましたが、実際に自分の懐からお金が出る話しにならないと真剣にならないのかと感じました。

 私は、不動産業に従事して宅地建物取引主任者、管理業務主任者、マンション管理士の資格を持って、普段分譲マンションに関する仕事をしている事もあり、修繕委員長になってしまいました。
 1つの事を決めるのも相当時間がかかり、1年目は方向性を決め、2年目は修繕の範囲を検討し何処の業者に見てもらうかを検討し、本格的に見積もり金額を出してもらい、3年目の今年は細かい修繕内容・金額・仕様を決め、理事会・総会で承認を取る所まで来ました。実際、やってみると相当な時間がかかります。
 最近、やっと何処の業者に見てもらおうかという段階まで来ましたが、これから修繕積立金の総額、修繕工事の金額・仕様・期間、負担割合・借り入れなど全ての事を1つずつこなさないといけないと思うと結構気が遠くなります。

 誰もやりたくない事ですよね。

 自宅マンションとはいえ、無償で自分の時間を使うのは誰もが嫌。
 誰かが何かを決めた事をあ〜だ、こ〜だと文句言っている人が多く感じますが、事前に自分の意見は言う、せめて書面で提出するなどをしないと良いのか悪いのか全く反応が無いので分からない人が多く感じています。

 修繕委員会も理事会も無償でやっているから人も集まらない・意識もない・意見もでないという事もありますので、小額でも参加者には有償でやった方が集まって意見もでるように思います。

 分譲マンションの修繕積立金は、どこも順調に積み立てられているマンションが多いと思います。
 そして、築年数が経つと必ず修繕工事が必要になります。
 修繕積立金で修繕工事をする。

 単純な事ですが、今よりも良くしたいとコストパフォーマンスの高い、サービスの良い会社があればこれから益々築年数が古くなるマンションが多くなるので注目の業種の1つになります。

 無償もしくは有償の運営で管理組合員として動いている人、一番のコストパフォーマンスを提供できる会社があれば、相手の問題解決をして必要・価値を満たしてあげる事がビジネスになると思います。

 価値と価値の交換によってお金が流れる事を考えると、そのようなサービスが必要な時代かと今やっている事からでも考えさせられる日々です。

 
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